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ナスを育てていると、気がつけば葉の付け根から次々と脇芽が伸びてきて、「どれを残して、どれを取ればいいの?」と迷ってしまいますよね。
特に初心者の方は、間違って大事な枝を切ってしまいそうで不安になることもあるかもしれません。
実は、脇芽をそのまま放置すると、株の中が混み合って風通しが悪くなり、実つきや収穫量に影響することがあります。
反対に、正しく脇芽を整理して「3本仕立て」にすると、株全体に栄養が行き渡り、ツヤのある美味しいナスを長く収穫しやすくなるんです。
この記事では、脇芽を取らないとどうなるのか、3本仕立ての正しい残し方や初心者でも失敗しにくいコツを、最新の栽培傾向も踏まえてわかりやすく解説していきます。
ナスの脇芽を取らないとどうなる?知っておきたい大切なポイント
まずは、一番気になっている「そのまま放置してしまったらどうなってしまうの?」という疑問から一緒に見ていきましょう。
植物の成長にはそれぞれの理由があるんですね。
枝葉ばかりが茂って実に養分が回らなくなるのはなぜ?

緑がいっぱいで元気そうに見えるので、「このままでもたくさん収穫できるのでは?」と思ってしまうかもしれませんね。
でも、実はここに大きな落とし穴があるんです。
脇芽からどんどん枝が増えて葉が茂っていくと、根っこから吸い上げた大切な栄養が枝や葉っぱを作るために使われてしまうんですね。
その結果、肝心の実を大きくするための栄養が足りなくなってしまいます。
最近の研究やYouTubeなどの栽培解説でも、「実がつかない・大きくならない原因の多くは、脇芽の放置による栄養分散にある」と指摘されています。
せっかく花が咲いても、栄養が足りずに実が太る前に落ちてしまう(落果)こともあるんですよ。
プロの農家さんも、「脇芽を放任すると、栄養が分散して良い実が取れなくなる」と警鐘を鳴らしています。
【最新情報】放任すると株が疲れやすくなり後半にバテる!?
最近の栽培研究では、脇芽を放置するデメリットとして「株の消耗」が指摘されています。
不要な枝葉をたくさん維持し続けることは、ナスにとって体力を使い続けることと同じなんです。
その結果、夏以降のスタミナが切れ、収穫の後半に実の質がガクンと落ちてしまうことがあるんですね。
また、勢いの弱い枝にも花が咲いてしまうため、株全体の成長にバラつきが出て、収穫効率が悪くなる原因にもなります。
長く美味しく収穫し続けるためには、「残すべき脇芽を戦略的に選ぶ」ことが大切です。
風通しが悪くなると病害虫のリスクが高まるって本当?

枝葉が密集してジャングルのようになってしまうと、株元の風通しが極端に悪くなってしまいます。
特に梅雨の時期や夏の夕立の後などは、葉っぱが密集していると湿気がこもりやすくなりますよね。
湿った環境が長く続くと、うどんこ病や灰色かび病といった病気にかかりやすくなると言われています。
さらに日当たりが悪くなると、光合成ができずに株全体の元気がなくなってしまうんです。
葉っぱの裏に隠れるようにして害虫も住み着きやすくなってしまうため、適度に風の通り道を作ってあげることが、ナスを健康に育てるための優しい心遣いになるんです。
茎と葉っぱの付け根の間から新しく伸びてくる小さな芽のことです。これをそのまま伸ばすと新しい枝(側枝)になります。
栄養を集中させるために、不要な脇芽を取り除く作業を「脇芽かき」と呼びます。
管理や収穫が難しくなり、枝が折れるリスクも高まる?
枝が四方八方に自由に広がってしまうと、日々の管理も一苦労になってしまいます。
ナスは風で倒れないように支柱に結びつける(誘引する)作業が必要ですが、枝が多すぎると「どの枝を支柱に結べばいいの?」と迷ってしまいますよね。
また、最近の注意点として、脇芽を放置して実がたくさんつきすぎると、その重みに耐えきれず枝がポッキリ折れてしまうリスクも指摘されています。
さらに、いざ収穫しようと思ったときにも、葉っぱの奥の方に実が隠れてしまって見つけにくくなったり、ハサミを入れるスペースがなくて実を傷つけてしまったりすることも。
最初にある程度ルールを決めてスッキリさせておくことで、私たちのお世話もグッと楽になりますし、ナスとの触れ合いももっと楽しい時間になりますよ。
3本仕立てにする正しい残し方の基本ルールってなに?
ナスの脇芽を取ることの大切さがわかったところで、次は「どうやって残せばいいの?」という疑問にお答えしていきますね。
基本となるルールを覚えてしまえば、とっても簡単なんですよ。
すべての基準は「一番花」にあるってどういうこと?

それが「一番花(いちばんか)」と呼ばれる、苗に最初に咲くお花なんですね。
薄紫色の可愛らしいお花が咲いたら、それが仕立てのスタートの合図です。
この一番花が咲く高さを基準にして、どの脇芽を伸ばしてメインの枝(主枝)にするかを決めていきます。
多くの専門資料や種苗会社さんのマニュアルでも、露地栽培(お庭や畑でそのまま育てる方法)では「3本仕立て」が標準的で一番おすすめとされています。
ナスの脇芽はどれ?残すべき2本の見つけ方とは?
では、具体的にどの脇芽を残すればいいのでしょうか。
一番花を見つけたら、そのすぐ周辺を見てみてください。
タキイ種苗などの専門的な解説によると、残し方には大きく分けて2つのパターンがあるとされています。
- パターンA:一番花のすぐ下にある、元気な2本の脇芽を残す
- パターンB:一番花をはさんで、上下に1本ずつ元気な脇芽を残す
どちらの方法でも大丈夫ですよ。ご自宅のナスの様子を見て、「太くて勢いのある脇芽」を2つ選んであげるのが一番のコツです。
そして、その選んだ2本以外の脇芽、とくに一番花よりもずっと下の方から出ている小さな芽は、栄養を取られてしまう前にすべて優しく取り除いてあげましょう。
正しい脇芽の残し方と管理の具体例をご紹介します
基本の形がイメージできたところで、実際の作業の進め方を順番に見ていきましょう。
タイミングや道具の使い方など、ちょっとしたコツを知るだけで失敗がグッと減りますよ。
脇芽を取るベストなタイミングはいつなの?

あまり早くから脇芽を取りすぎてしまうと、光合成ができなくなり、根の成長も悪くなってしまう可能性があるとされています。
一番花が咲いた頃から少しずつ取り始めるのがベストなタイミングなんですね。
お花が咲いて、「どの脇芽を残すか」がはっきりとわかるようになってから、下の方の不要な芽を順次かいていくと安心です。
逆に雌しべが短いときは、肥料や水が足りていないサインかもしれないので注意して見てあげてくださいね。
作業は「朝の晴れた日」がおすすめなのはなぜ?
脇芽を取る作業は、できるだけ午前中、とくに晴れた日の朝に行うのが一番良いとされています。
これには、植物の健康を守るための大切な理由があるんです。
私たちが怪我をしたとき、傷口を早く乾かしてばい菌が入らないようにしますよね。ナスも同じで、脇芽を取った跡の傷口から病気の菌が入り込んでしまうことがあるんです。
晴れた日の午前中に作業をすれば、お日様の光と風のおかげで傷口がすぐに乾いてくれます。
雨の日に作業をしてしまうと、傷口が湿ったままになり病気のリスクが高まってしまうので注意しましょう。
【6〜7月の重要管理】上の方から出てくる脇芽はどうすべき?

最近ではプロ農家の間でも、この時期の管理として「一枝一果(いっしいっか)」という手法がよく紹介されています。
これは、3本の主枝から出てくる脇芽に実を1つつかせたら、そのすぐ先で枝を切る(摘芯する)方法です。
実を収穫すると同時に、その枝も切り戻して新しい脇芽に更新していくことで、株が混み合わず、秋まで美味しいナスを収穫し続けることができるんですね。
知っていましたか?適切な脇芽管理と追肥によって、一つの株から500本以上のナスを収穫することもあるそうです。
最初の手入れを丁寧に行うだけで、収穫できる期間がぐんと伸びますよ。
2本仕立てと3本仕立ての違いは?比較表でわかりやすく
「2本仕立て」という方法もあります。プランター栽培の方や、忙しくてこまめなお世話が難しい方はこちらもおすすめです。
| 仕立て方 | 残す枝の数 | 収穫量 | 特徴とおすすめの人 |
|---|---|---|---|
| 3本仕立て | 主枝1本 + 脇芽2本 | 多い | 標準的な方法。収量が多くなりますが、肥料と水をたっぷり必要とします。たくさん収穫したい方向け。 |
| 2本仕立て | 主枝1本 + 脇芽1本 | やや少なめ | 一番花のすぐ下の1本だけ残す方法。管理が楽で風通しも良くなります。プランター栽培の初心者におすすめ。 |
ナスの脇芽を取らないとどうなる?3本仕立てにする正しい残し方のまとめ
ここまで、ナスを健康に育てるための様々なコツを一緒に見てきましたね。ここで一度、大切なポイントを整理しておきましょう。
- 脇芽を放任すると栄養が分散し、実が太らず落ちる・株がバテる・枝が折れる原因になる。
- 風通しと日当たりが悪くなることで、うどんこ病などの病気や害虫のリスクが高まってしまう。
- 栽培の基準は「一番花」。花が咲いたタイミングで仕立てを開始するのがベスト。
- 露地栽培では、一番花直下の勢いの良い脇芽を2本選ぶ「3本仕立て」が標準。
- 脇芽かきは「晴れた日の午前中」に行い、傷口を素早く乾燥させて病気を防ぐ。
- 主枝から出る脇芽は、花が1つついたらその先で摘芯(切り戻し)すると長く収穫できる。
これらを守ってあげることで、ナスはツヤツヤの実でちゃんと応えてくれます。
美味しいナスをたくさん収穫するために今日からできること

よくある疑問(FAQ)にお答えします
Q1. 間違えて必要な脇芽を切ってしまったらどうなるの?
大丈夫ですよ。ナスは非常に生命力が強く、また別の場所から新しい芽が出てきます。
「失敗しても代わりが出る」とリラックスして向き合ってみてくださいね。
Q2. 3本仕立てにしたら、肥料はどうすればいい?
3本仕立ては枝が多い分、ナスもお腹を空かせやすくなります。
実がつき始めたら、2週間に1回くらいのペースで定期的に追肥をしてあげましょう。
「肥料が足りないかな?」と思ったら、お花の中しべの長さをチェックしてみてくださいね。
Q3. 初心者は3本と2本、どっちが良い?
管理のしやすさで選ぶなら「2本仕立て」、収穫量を楽しみたいなら「3本仕立て」です。
プランター栽培の場合は、特に株元の風通しを確保しやすい2本仕立てを推す声も増えています。
まずは無理のない範囲で、ナスの成長を観察しながら決めてみてくださいね。
次の晴れた朝、ハサミを持ってぜひナスの様子を見に行ってみてください。
あなたが愛情を込めて手入れをしたナスは、夏の食卓を彩るとっても美味しいごちそうになってくれるはずですよ。
美味しいナスが収穫できることを、心から応援しています!
