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ウリハムシが大量発生して困っていませんか?特にキュウリやカボチャ、メロン、スイカなどのウリ科に多く発生します。(6月~10月頃まで)実は、野菜の葉や根を食い荒らすウリハムシの駆除には、身近な酢が効果を発揮するのをご存知ですか?
この記事では、酢を使った駆除方法はもちろん、コーヒーや木酢液の効果、さらには私が実際に使って効果のあった無農薬の手作りスプレーの作り方まで徹底解説。安全かつ効果的にウリハムシから大切な作物を守るための情報が満載です。ぜひ最後までご覧ください。
ウリハムシ駆除に酢は効くの?
ウリハムシの駆除に酢は一定の効果を発揮すると考えられます。しかし、酢だけで完全に駆除することは難しく、他の方法と併用(牡蠣殻石灰)することでより効果的な対策が可能です。
理由としては、酢に含まれる酢酸が、ウリハムシの忌避効果や弱体化に作用する可能性があるためです。酢の匂いを嫌う性質を利用し、ウリハムシを寄せ付けにくくしたり、直接噴霧することで弱らせたりする効果が期待できます。実際に、家庭菜園などで酢を散布したところ、ウリハムシの数が減ったという報告も見られます。
しかし、酢はあくまで忌避剤としての効果が中心です。そのため、すでに大量発生している場合や、卵や幼虫には効果が薄い可能性があります。また、酢の濃度や散布方法によっては、植物に悪影響を及ぼす可能性も考慮する必要があります。
※お酢と混ぜて効果の高い資材は「牡蠣殻石灰」です。家庭菜園だと原液500ml作れば、ひと夏は十分持つ量だと思います。500mlのペットボトルだと500回分使えます。
注意点としては、牡蠣殻石灰にお酢を入れると炭酸ガスが出るので少しづつ入れて下さい。2~3日経つと上澄み(うわずみ)の部分が酢酸カルシウムになるので、500倍に希釈して散布することでウリハムシの駆除に有効です。散布は1週間に1回、もし雨が降ればその後にまた1回散布するのが理想です。
これ、実際にやってみたのですがかなり効果的です。お酢だけでも忌避効果はあるのですが、牡蠣殻石灰を混ぜるだけで簡単ですのでぜひやってみて下さい。記事の最後に、さらに効果の高い手作り駆除スプレーも紹介しているので見てみてください。
ウリハムシ駆除で使うコーヒーの効果とは?
ウリハムシ駆除にコーヒーを使うことは、効果的な自然派対策の一つです。理由としては、コーヒーに含まれるカフェインや特有の香り成分が、ウリハムシに対して忌避効果を持ち、寄り付かなくする働きがあるからです。さらに、環境に優しく、野菜や土壌への影響を抑えられる点も注目されています。
コーヒーの効果とウリハムシの習性
- コーヒーの忌避効果
- ウリハムシが避ける香り
コーヒーの香り成分である「カフェイン」や「フィトケミカル」は、ウリハムシの嗅覚を刺激し、作物への接近を防ぎます。これにより、作物を物理的に守る効果が期待できます。
ウリハムシは特定の強い香りを嫌う習性があり、コーヒーの香りはその一つに該当します。これを利用して、植物の周囲にコーヒーを撒いたり、スプレーを活用することで防除対策が可能です。
コーヒーを使った具体的な駆除方法
簡単にできるコーヒースプレーの作り方をご紹介します。
- 濃いめに抽出したコーヒー:500ml
- 水:500ml
- スプレーボトル
- コーヒーを濃い目に抽出し冷やします。
- 冷えたコーヒーに同量の水を混ぜ、スプレーボトルに入れます。
- 朝晩などウリハムシが活動する時間帯に、作物の葉や茎にスプレーします。
コーヒーはウリハムシの駆除に一定の忌避効果を発揮する可能性がありますが、単独での使用では効果が限定的です。他の方法と併用することでより効果的な対策が可能になります。
ウリハムシ駆除で使う木酢液の効果とは?
木酢液はウリハムシの駆除に一定の効果を発揮します。また、木酢液は天然由来の成分で構成されているため、環境への負担が少なく安全性の高い防除方法として高く評価されていますが、完全に駆除できるのではなく。他の方法と併用することで、より効果を発揮します。例えば、防虫ネット・粘着シートと組み合わせることで、ウリハムシの被害を最小限に抑えることが期待できます。
木酢液の効果とウリハムシの特性
- 木酢液の香りによる忌避効果
- 土壌環境の改善
木酢液には、木材を炭化する際に発生する成分が含まれており、その独特の香りがウリハムシにとって不快です。これにより、ウリハムシが作物に近づくのを防ぐことができます。特に葉や茎に直接スプレーすることで、物理的な障壁となります。
木酢液を適切に希釈して使用すると、土壌の微生物バランスを整え、作物の健康を向上させる効果もあります。これにより、間接的に害虫の発生を抑える効果が期待できます。
木酢液を使った具体的な駆除方法
木酢液は希釈して使うことがポイントです。以下に作り方を紹介します。
- 木酢液:10ml
- 水:1L
- スプレーボトル
- 木酢液を水で約100倍に希釈します(濃度が高すぎると植物に悪影響を与えるため注意)
- スプレーボトルに入れよく振ります。
- ウリハムシが出やすい朝夕に作物の葉や茎に散布します。
木酢液はウリハムシ駆除において自然で安全なものです。その香り成分がウリハムシを寄せ付けず、植物や土壌への悪影響も少ないため、家庭菜園で手軽に使えるアイテムとしておすすめです。木酢液は100円ショップでも手に入れることができるので絶大な効果とは言いませんが、一定の効果はありますので試してみる価値はあると思います。
ウリハムシ駆除は無農薬が一番!手作りスプレーの作り方
ウリハムシ駆除において、無農薬の手作りスプレーは、作物への安全性が高く環境への負荷も少ないため、家庭菜園など小規模な栽培においては非常に有効な手段です。今回の手作り駆除剤は私が信頼する塚原農園さんが紹介していた方法です。これ試してみたんですが、一番効果があったのではないでしょうか?早速紹介します。
お酢+唐辛子+にんにくスプレーの作り方
- にんにく2〜3かけを用意する
- 乾燥唐辛子2〜3本を種を抜いたものを用意する
- お酢(穀物酢や米酢など)500mlを用意し、その中に「にんにくと唐辛子」を入れる
- 蓋をして冷暗所で1週間程度漬け込みます
- 500倍に希釈してウリハムシが発生している植物に散布
このにんにく唐辛子スプレーはウリハムシだけではなく、うどんこ病にも効果的です。市販のものより格段に安くできるのでコスパ抜群です。是非試してみて下さい。
なぜ?酢+唐辛子+にんにくが良いのか?それぞれの成分の効果
- 酢(酢酸)
- 唐辛子(カプサイシン)
- にんにく(アリシン)
独特の酸っぱい匂いは、多くの昆虫が嫌います。ウリハムシも例外ではなく、酢の匂いを嫌って近づかなくなる効果が期待できます。また、酢酸カルシウムという物質はウリハムシの食害を防ぐ効果があるという報告もあります。これは酢と石灰を混ぜることで生成できます。
辛み成分であるカプサイシンは、昆虫にとって強い刺激となります。この刺激が忌避効果を発揮し、ウリハムシを寄せ付けにくくします。
特有の強い匂い成分であるアリシンは、昆虫の神経系に作用し忌避や摂食阻害、抗菌効果などが報告されています。ウリハムシに対しても、忌避効果や食欲を減退させる効果が期待できます。
これらの成分を組み合わせることで、相乗効果が期待でき、より高い忌避効果を発揮すると考えられます。