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私はこのカルスnc-rを3年ほど前くらいから、塚原農園さんがユーチューブでオススメしていて口コミも評価もよかったので、すごく気に入って使っています。最近では在庫も少なく欠品が出るほど人気の土壌改良資材です。
実は、カルスnc-rの菌が活発に動くことで見違えるほど土が生き返る方法があるんです!これを知ったときの私の驚きといったら、もう言葉になりませんでした。
ただ、カルスnc-rも正しい方法(配合)で使わないと正直、意味をなしません。
そこで今回は、これは絶対に皆さんにも知ってほしい!ってことで、今日はその秘密をこっそり教えちゃいます。
カルスnc-rを入れた場合米ぬかと硫安・もみ殻の割合(量)はどれくらい?
10坪の畑に対してカルスnc-r(1kg)を入れた場合は、もみ殻30kg、硫安1.2kg、米ぬか10kgの割合が一番良いとされています。
なぜなら…以下のような効果を得ることができるからです。
- 土壌微生物の活性化と栄養循環の改善
- 作物の根の健康促進と土壌の物理性改良
- 有機物の分解促進と病害虫抵抗性の向上
まずは、カルスnc-rを効果的に利用するには畑に入れる「有機物」などの分量が重要になってきます。
硫安なしでも大丈夫なの?という書き込みも見ますが、硫安なしでは植物に問題がおきます。なぜなら、微生物が有機物を分解する際に、土中の窒素を使用します。その際「窒素飢餓」が起きるので、硫安を入れる必要があるということです。
★硫安はお手頃な値段で簡単に手に入れることができる資材です。
窒素飢餓起きると、主に葉っぱに症状が出ます。黄色くなったり、葉っぱが極端に小さかったりなどです。
特に硫安を使うときは土壌のpH(理想は6~6.5がベスト)にも注意が必要です。硫安は土壌を酸性に傾けるので、もともと酸性の強い土では使いすぎないように。石灰を使って中和するのも一つの方法ですが、その場合はカルスnc-rを使う前に石灰を入れて、2週間ほど間を空けてからカルスnc-rを使うのがコツです。
カルスnc-rと苦土石灰を同時に使うと、微生物はアルカリ性に弱いので(生存できなくなる)土中のバランスが崩れます。なので、同時混入は絶対に避けましょう!また、石灰に関しては苦土石灰ではなく有機石灰〔かき殻石灰〕の利用を薦めています。
カルスnc-rは土壌を活かして植物を育てるための天然の肥料です。肥料代を節約しながらみずみずしい野菜を収穫できます。
便利でオトクなカルスnc-rのセット(硫安・米ぬか)もオススメです。
もみ殻・硫安・米ぬかの働きとは?
1. もみ殻(籾殻くん炭)
- 土壌の物理性を改善し、通気性と排水性を向上させる
- カルスの餌として徐々(約一年)に分解され、長期的な土壌改良効果がある
- 微生物の住処となり、土壌生態系を豊かにする
2. 硫安(硫酸アンモニウム)
- 速効性の窒素肥料として働き、作物の初期成長を促進する
- カルスnc-r(微生物)がもみ殻を分解する際に窒素を使うのでそれを補うために使用する
- 土壌pHを下げる効果があり、アルカリ性土壌の改善に役立つ
3. 米ぬか
- 有機物として土壌の保水性と保肥力を高める
- 微生物の餌となり、土壌微生物の活動を活発化させる
- カリウムやリン酸などの栄養素を供給し、バランスの取れた肥料効果を発揮する
これらの材料を混ぜることで、カルスnc-rの効果を最大限に引き出し、総合的な土壌改良と作物の生育促進が期待できます。
カルスnc-rの使い方【プランターの場合】
まずは、プランターでのカルスnc-rの使用方法から説明しますね。
プランターで使う場合、一番大切なのは適量を守ること!少量でも効果はないし、多ければ良いというものでもありません。入れすぎには注意しましょう!25✕25✕90cmのプランターなら約100gが目安です。でも、これはあくまで目安。土の状態を見ながら調整するのがコツですよ。
- 栽培が終わったプランター1鉢
- カルスnc-r:100g
- 菜種粕:200g
- リン酸分肥料:50g
使い方は簡単。まず、プランターの土を軽く掘り起こします。それから、上記で説明した分量をかけてよく混ぜ合わせます。
そして最後に、たっぷりと水をあげましょう。カルスnc-rの微生物たちが活動しやすくなるんです。ただし、水をあげすぎて土が泥濘状態になるのは避けてくださいね。
★繊維質の有機物がわからない方はこのあと詳しく解説します。
また、プランターの排水にも気をつけてくださいね。カルスnc-rを使っても、水はけが悪いと効果が半減しちゃいます。プランターの底に小石を敷くなどして、排水をよくするのもポイントですよ。
カルスnc-rの使い方【畑の場合】
次は、畑での使用方法です。基本的な使い方はプランターと同じですが、広い面積を扱うのでちょっとコツが必要です。
畑での使用量は、1坪(畳2畳分)あたり約100gが目安です。でも、土の状態によって調整が必要。粘土質の重い土なら少し多めに、砂質の軽い土なら少し少なめにするといいでしょう。
まず、畑全体を軽く耕します。それから、カルスnc-rを均等にまきます。ここでちょっとした裏技。私は、カルスnc-rを米ぬかと混ぜてからまくんです。
粒上のカルスだと撒くのが楽なんですが、粉状のカルスだと単体で撒くと周りに飛び散ります。
これを防ぐためにも、カルスと米ぬかを混ぜてやるのがベストです。一坪あたりカルス(100g)米ぬか(1kg)を投入後、あとはよく耕して下さい。
最後に、たっぷりと水をあげます。これで微生物が活発に働ける状態を作ることができます。畑での使用で特に効果を感じたのが、連作障害とネコブセンチュウの改善です。同じ作物を何年も作り続けると、良質の菌だけでなく悪質の菌も増えてしまいます。
そんなとき、カルスnc-rを使うと、連作に強く見違えるように土が元気になったんです。どうしても、連作障害を防ぎたいなら「接ぎ木苗」を使ってくださいね。ネコブセンチュウも同様に根っこにコブができてしまう病気ですが、これも激減することができました。
病気に負けない土作りには、カルスnc-rは欠かせない存在になっています。
カルスnc-rは米ぬかだけでもOK?
結論から言えばカルスnc-rは米ぬかだけでは効果はないとのこと、米ぬかは確かに有機物ですがカルスのエサにはなりません!効果の出ない有機物は他にもあって「完熟牛糞堆肥・鶏糞・魚粉・骨粉・油粕」もそれにあたります。
最大限の効果を得るには(繊維質のある有機物+窒素分)が必要なんですね。米ぬかの代わりになるものをご紹介します。
米ぬかなしの場合は代用品を利用しよう
1.おがくず
- おがくずは水分を保持する性質があり、乾燥を防ぐ
- おがくずを混ぜ込むことで、土壌に空気が通りやすくなり、根の呼吸を促進
2.緑肥
- レンゲやクローバーなどの植物を栽培して土に鋤き込む
- 窒素固定や土壌構造の改善に効果的
3.落ち葉・稲藁(稲わら)
- 自然の有機物をそのまま利用
- ゆっくりと分解され、持続的な効果がある
4.生ゴミ堆肥
- 家庭の生ゴミを発酵させたもの
- 資源の有効活用になる
5.もみ殻
- 夏は涼しく、冬は暖かい状態を保つことで、植物の生育に適した環境を作る
- もみ殻は水分を保持する性質があり、乾燥を防ぎます
カルスnc-rを使用する上で最も大事なことは「カルスnc-rだけでは効果がない」ということです。
微生物の餌となる繊維質の有機物(オガクズ・生ゴミ・落ち葉・稲わら・もみ殻など)と有機物を分解する際に必要な窒素(硫安)は必須となります。
私は米ぬかは「コイン精米機で無料」でもらえますし、もみ殻は「JAカントリーエレベーター」で無料でもらってきます。2つとも購入することは可能ですが、無料でもらえるものは無料で手に入れましょう!
もみ殻に関しては、場合によってはもらえないことがありますが少しでいいので….。そんな感じで交渉して見て下さいね。案外これでうまくいきますよ。
カルスnc-rと油かすの相性は?
さて、次は油かすとの相性について。結論から言うと、カルスnc-rと油かすは相性バッチリなんです!
油かすは、菜種油やごま油を搾った後の残りカスを発酵させた有機肥料。窒素、リン酸、カリをバランスよく含んでいて、しかも緩効性。つまり、ゆっくりと効き目が出るんです。
カルスnc-rと油かすを一緒に使うと、こんないいことが。
まず、カルスnc-rの微生物たちが油かすを分解しやすくなります。そうすると、植物が吸収しやすい形に変わるんです。それに、油かすは土壌の保水性や通気性を高める効果もあるので、微生物たちの活動をサポートしてくれるんですよ。
使い方は簡単。カルスnc-rを使ってから1週間ほど経ったら、油かすを追肥として使います。量の目安は、1平方メートルあたり100グラムくらい。土の表面に薄く広げて、軽く混ぜ込むだけでOK。
ただ、注意点としては油粕は分解が早いために効果も一時的にあるだけなので、長くカルスnc-rの恩恵を受けたい場合は先ほど説明した繊維質の有機物を使うのが最も効果的です。
カルスnc-rを使った失敗体験
ここからは私の失敗談。みなさんの参考になればと思います。
一番大きな失敗は、使いすぎたこと。「良いものなら、たくさん使えば良いんでしょ?」って思って、推奨された量の2倍量くらい使っちゃったんです。結果、どうなったと思います?
なんと、植物が元気をなくしちゃったんです!葉っぱが黄色くなって、成長も止まっちゃいました。あとで調べてわかったんですが、微生物が多すぎて、植物の根が呼吸できなくなっちゃったみたい。
もう一つの失敗は、タイミング。真夏の暑い日にカルスnc-rを使ったんです。そしたら、微生物たちが暑さでバテちゃって、全然効果が出なかった。使うなら、朝晩の涼しい時間がいいみたいです。
こんな失敗もありました。カルスnc-rを使った後すぐに化学肥料をたくさん入れちゃったんです。そしたら、微生物たちが化学肥料のショックで活動停止。結局、どっちの効果も得られませんでした。
でも、こういう失敗があったからこそ、今はうまく使えるようになったんです。みなさんも、失敗を恐れずにチャレンジしてくださいね。
カルスnc-rを使うデメリット
最後に、カルスnc-rを使う上でのデメリットについてお話しします。
まずは継続使用が必要なこと。1回使えば終わり、というわけにはいきません。定期的に使い続けないと、効果が薄れちゃうんです。値段も気になるポイント。複合微生物資材の中では比較的高価(最近値上げ)な部類に入ります。特に広い畑で使う場合は、コストがかさむかも….。でも、家庭菜園で10キロのカルスnc-rは現実的ではないですね。
- カルスNC-R (1kg/袋):1,650円(税込)
- カルスNC-R (10kg/袋):6,930円(税込)
- 粒状カルスNC-R(10kg/袋):8,250円(税込)
あとは、保管に注意が必要なこと。直射日光や高温多湿を避け、冷暗所で保管しないと、中の微生物が生存できなくなるし、消費期限(使用期限)は未開封でも製造年月日から2年以内に使い切りましょう!
それから、土壌診断が必要になることも。カルスnc-rを使う前に、自分の土がどんな状態なのか知っておく必要があります。pHや養分バランスによっては、効果が出にくいこともあるんです。
最後に、他の資材との相性も考えないといけません。石灰や化学肥料との併用は、タイミングを間違えると効果が半減。使い方に気を使う必要があります。
でも、こういったデメリットを理解した上で上手に使えば、カルスnc-rは土づくりに欠かせない必須アイテムになること間違いなしです。