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秋になると家の中に現れるカメムシ。寿命はどれくらい?一体どこから来るの?見つけてもすぐに見失ってしまう…そんな経験はありませんか?

この記事では、カメムシが家の中に侵入する原因や、気になる寿命、見失った時の効果的な対処法を詳しく解説します。カメムシの悩みを解消し、快適な秋を過ごしましょう。

カメムシの寿命は家の中ではどれくらい?

カメムシの寿命はどれくらいなの?
家の中に侵入したカメムシの寿命は、種類や環境によって大きく異なりますが、一般的には数週間から数ヶ月程度です。屋外であれば越冬して春を迎える個体もいますが、暖房の効いた室内では冬眠できずに寿命が短くなる傾向にあります。

理由としては、カメムシは変温動物であり気温や食料、湿度などの環境要因に大きく影響を受けるからです。

  • 気温の影響
  • カメムシは気温が高いと活動が活発になり、エネルギー消費が激しくなります。逆に、気温が低いと活動が鈍くなり、エネルギー消費を抑えます。暖房の効いた室内では、活動が活発な状態が続くため、エネルギーを消費し、結果的に寿命が短くなる傾向があります。

  • 食料の不足
  • 屋外では植物の汁などを吸って栄養を摂取しますが、屋内では食料が限られています。そのため、栄養不足になり弱ってしまうことがあります。

  • 乾燥した環境
  • 暖房を使用する冬場の室内は乾燥しがちです。カメムシは乾燥に弱いため、体内の水分が失われやすく寿命を縮める要因となります。

カメムシの種類と寿命の目安

カメムシには様々な種類がおり、種類によって寿命も異なります。家庭菜園でもよく目にする代表的な種類と、それぞれの寿命の目安をご紹介します。
家庭菜園でよく目にするカメムシたち

カメムシの種類 寿命の目安 特徴 被害
ツヤアオカメムシ 数週間~数ヶ月 全体的に緑色で光沢があり、美しい見た目をしています。 果樹(特にナシ、モモ、ブドウなど)や野菜(トマト、ナスなど)の汁を吸い、果実の品質低下や落果を引き起こします。
チャバネアオカメムシ 数週間~数ヶ月 緑色ですが、翅(羽)の一部が茶色くなっているのが特徴です。 イネ科の植物を好みますが、野菜や果樹にも被害を与えます。特にダイズへの被害が大きいです。
マルカメムシ 数週間~数ヶ月 小さく(5ミリ)丸い形をしており、茶色っぽい色をしています。 ダイズ、アズキなどの豆類や野菜、果樹など幅広い植物に寄生します。大量発生すると大きな被害につながります。

この表からもわかるように、同じ種類であっても屋内の環境によっては寿命が大きく変動する可能性があります。

ちゃぼちゃぼ

家庭菜園で「枝豆」の栽培をやってみようと思っている方は特にこの「マルカメムシ」に注意が必要です。私も枝豆を栽培していて驚いたのですが、びっくりするほどこの「マルカメムシ」が大量発生しますので注意して下さい。

家の中でカメムシを長生きさせないためには

カメムシは不快な臭いを放つため、家の中で長生きしてほしくないと思う方がほとんどでしょう。カメムシが住みにくい環境を作ることで、自然と家から出て行ったり、寿命を短くしたりすることが期待できます。

  1. こまめな換気: 空気の入れ替えで湿度を下げ、カメムシが好む環境を作りにくくします。
  2. こまめな掃除: 食べかすなどを放置しない。カメムシの餌を減らし、住みにくい環境を作る。
  3. 侵入経路を塞ぐ: 窓やドアの隙間を塞ぐことで、カメムシの侵入を防ぎます。

これらの対策を行うことで、カメムシが家の中で過ごす時間を短くすることができます。

カメムシはどこから大量侵入?

カメムシはどこから大量侵入するのか解明
カメムシは主に秋口に越冬場所を探して家の中に侵入します。その侵入経路は、窓やドアの隙間、換気口、エアコンの配管の隙間など、わずかな隙間であることがほとんどです。大量発生しているように感じるのは、越冬のために集団で移動する習性があるためです。

理由としては、カメムシは変温動物であり、気温の低下とともに活動が鈍くなり、寒さをしのげる暖かい場所を探す習性があるからです。

主な侵入経路と対策

カメムシの侵入経路は多岐に渡りますが、主な経路とそれぞれの対策をお伝えします。

侵入経路 対策
窓の隙間 隙間テープで隙間を塞ぐ、網戸の網目が破れていないか確認する
ドアの隙間 ドア下用の隙間テープやブラシを取り付ける
換気口 換気口フィルターを取り付ける、目の細かい網戸で覆う
エアコンの配管の隙間 パテなどで隙間を埋める
壁のひび割れ パテなどでひび割れを補修する

季節による侵入傾向

カメムシの到来は季節によって大きく変化します。

春期(3~5月)
  • 越冬から目覚めて活動開始
  • 繁殖のため、暖かい場所を求める


秋期(9~11月)
  • 最も侵入が多い時期
  • 越冬準備のため住宅に集中
  • 日当たりの良い壁面に群がる傾向



特に注目すべき点として、カメムシは光に誘引される性質があります。 そのため、夜間の照明が侵入を誘発することになります。 また、建物の南向きの壁面や、日当たりの良い場所に傾向が集まるため、これらの場所には特に注意が必要です。

カメムシを見失った場合どうしたらいいのか

カメムシを見失った場合の対処法
カメムシを見失った場合は、まず落ち着いてカメムシが隠れやすい場所を重点的に探しましょう。カメムシは暗くて狭い場所、暖かい場所を好む傾向があります。見つけ出すための具体的な方法としては、粘着シートの設置、ガムテープの使用、ペットボトルを使った捕獲などが有効です。

理由としては、カメムシは刺激すると悪臭を放つため、不用意に刺激しないように慎重に対処する必要があるからです。

探索場所 カムシの行動特性 効果的な探し方
窓際・周囲カーテン 日光を愛する習性がある カーテン見えて向こうを確認
照明器具周辺 光に誘引される性質 夜間に照明を観察して観察
暖かい電化製品周辺 暖かい場所を得意 テレビやパソコン周辺をチェック

見失ったカメムシを見つけた際の具体的な対処法

  1. 粘着シートを設置する
  2. カメムシが通りそうな場所に粘着シートを設置しておくと、自然にくっついて捕獲できます。

  3. ガムテープを使用する
  4. カメムシに直接触れずに捕獲する方法として、ガムテープを使う方法があります。ガムテープを丸めて、カメムシにそっと押し付けるとくっつきます。

  5. ペットボトルを使った捕獲
  6. ペットボトルの口をカメムシに近づけ、ゆっくりと誘導するように中に入れると、簡単に捕獲できます。中に少し洗剤水を入れておくと、カメムシが逃げ出すのを防ぐことができます。